Traadd
Traadd
90年代からポストロックの代表格としてシーンを牽引し、「シカゴ音響派」と呼ばれるスタイルを確立してきたTortoise。2016年の『The Catastrophist』以来、約9年ぶりとなるスタジオアルバム『Touch』が〈International Anthem〉からリリース。John McEntire、Dan Bitney、John Herndon、Douglas McCombs、Jeff Parkerからなる不動の編成で、シカゴ、ロサンゼルス、ポートランドの3都市を行き来しながら制作された作品。生楽器とエレクトロニクスを高度にブレンドしたサウンドは、ドラム、ベース、ギター、マレットといった身体性のある響きに、シンセやドラムマシン、エフェクト、デジタル処理を融合させ、演奏と音響操作の境界を意図的に曖昧にしている。ミニマルな反復や歪んだテクスチャー、変則性によって、流麗さよりもざらつきや不穏さが前面に立ち、緊張感をはらんだ音像が立ち上がる。ファンクやテクノ、西部劇を思わせる旋律、クラウトロックの影響など、相変わらずの雑食ぶりを見せながらも、SF映画のサウンドトラックを聴いているような一貫した世界観が感じられる。35年のキャリアに裏打ちされた円熟さと、音楽に対する変わらない挑戦的な姿勢が共存する一枚。
Specification
フォーマット:LP
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