Traadd
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ロンドンを拠点に活動する、カリブ系ベルギー人の作曲家/ミュージシャンのNala Sinephro。話題を呼んだ2021年のデビューアルバム『Space 1.8』から3年ぶりとなる、待望のニューアルバム。輪廻の概念をテーマに、アルバム全編を通してシンセサイザーが奏でるアルペジオが鳴り響く、精巧に練られた10の楽章で構成された作品。KokorokoのSheila Maurice-Grey、Black MidiのMorgan Simpson、Ezra CollectiveのJames Morrisonに加え、Lyle Barton、Nubya Garciaといった新世代UKジャズシーンきってのミュージシャンが参加。さらに、若手音楽家から構成されたオーケストラの21人の弦楽器奏者も加わった意欲作。『Space 1.8』で聴かせたアンビエント/エレクトロニックとジャズの融合に、オーケストラの要素も加えたサウンドを響かせる。しかし、単純な要素の足し算ではなく、それぞれの要素がシームレスに溶け合い、無機的な繊細さと有機的な深みを同時に感じさせるそのバランス感覚は、Nala Sinephroが作曲家としてさらに高みに昇ったことを示している。
Specification
フォーマット:2LP
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