Traadd
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「『On The Corner』で演奏したものにはラベルなんてなくて、みんな他に呼び方がないからファンクってことにしたみたいだけどな」ー Miles Davis
モダンジャズの歴史を築いた史上最大のイノヴェーターMiles Davisが、メロディやアドリブ、コード進行でもなく“リズム”を主体として表現した1972年の作品。発売当時、ジャズ批評家や従来のファンからは酷評された一方で、他ジャンルのリスナーやヒップな若者には受け入れられ物議を醸した問題作。Sly StoneやJames Brownを意識したダークなファンクネスに加え、繰り返されるベースパターンにギター、キーボード、管楽器、様々な打楽器が複雑に絡み発生する有機的なポリリズムが、聴く者をトランス状態へ誘う。スタジオでのセッションを長回しにしたまま録音した膨大なテープを、プロデューサーのTeo Maceroがコラージュ的に切り貼りした手法や、唐突に始まるアルバムの冒頭(意図的に1.5拍カットされている)など、既存のフォーマットにとらわれない発想と姿勢は、後にテクノやドラムンベース、リミックスといった音楽の発展の種となった。
Specification
フォーマット:LP
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